Words Works vol.002 – 真夏の夜の夢 –

今宵、2回目のお披露目となります。
Words Works vol.002

テーマは
– 真夏の夜の夢 –

ご参加いただきましたみなさまに、
テーマに沿った思い想いの言葉を、
自由な感性で綴っていただきました。

素敵なSSと共に
ゆっくりと、ご覧ください。

なお、画像はクリックで拡大表示できますので、
そちらでもじっくりご堪能ください。

それでは…!

* * * * *

Somnia Memorias

空調のファンが、湿度というにはあまりにも形を持ったそれをゆっくりと混ぜる。
天井に染み付いたそれを見上げていると、今にも掴めそうですらある。
今日も納得はできずに立ち上がる。

works by FALLHAЯT

* * * * *

見つめる先に

誰を想い、何のために闘うのか

works by Kululu Leo

* * * * *

画面の向こう側へ

あなたが私の世界を冒険するように、
私もいつかあなたの世界を冒険したい。

works by Mahoyo Maja

* * * * *

Reincarnation fairy tail

真夏の夜
妖精たちは囁く

エーテルの花の下で誓った
遠い約束を

「もし、生まれ変わったら」

「違う二人で逢えたらいいね」

永い永い歳月の果に
あの日刻みつけたはずの記憶は
容易く薄れ、消えていった

ただ一夜
二人は夢を見る
見知らぬ男女の叶わぬ約束

それは妖精が囁く夜のこと
儚い、真夏の夜の夢

works by Nyamoke Mononoke

* * * * *

永遠に終わることのない季節

同じ夏は二度と訪れない。
それは当たり前のことだし
使い古されている言葉でもある。

忘れられないはずのあの季節が
また私に会いに来るのを願い続けていた。

やがて、最後の花火が弾ける音で目を覚ます。
微かに残っていたのは火薬の香りだけ。

だけど、それだけじゃ確かめることさえできない。
今となっては、もう。

works by Pola Camlif

* * * * *

夢現

『また来年も、会いましょう。』

そう言って微笑む彼女の姿を見たのはこれっきりだ。
今はもう、脳裏に焼き付いているはずの彼女の姿を思い出すのにも苦労する。
あれは本当に現実の出来事だったのだろうか……

works by Renge

* * * * *

悪戯

夜の図書室 たった二人
忍び込んだの 悪戯で

私たち以外 誰もいないわ
誰も見ていない 神さま以外は

きっと 許してくれるわ 神さまも
だって 夏の最後の思い出だもの
悪戯したって許してくれるわ

それはとても甘い甘い果実のようなもの
夏の光を浴びた熟れた果実

これから私たちの悪戯が始まるの

そして二人は目を閉じるのよ

許してくれるわ 神さまも
だって 夏の暑さのせいだもの

works by Sanei

* * * * *

真夏の夜の悪夢

なぜこうなったのか?
罰ゲームとはいえ
スイカなんて普通に切ったらイイじゃないか、
なぜ斬る必要がある?

「じゃあ斬るよぉ」

スイカだ、スイカのことデスヨネ?
振り下ろされる刀
そうこれは「真夏の夜の悪夢」

works by Hirapon Maker’s

* * * * *

 

いかがでしたでしょうか。

ご参加していただいた皆様には、心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!

どうぞ、また次回も
気が向いたら参加してやってください!
よろしくお願いいたします!!

SSが好きで、言葉も好きなみなさま!
何卒、ご参加のほどお願いいたします!

さて、今回も様子見ということで
参加をためらった方もいらっしゃるかと思います。
(いてほしい)
残念ながら、都合で参加できなかった方も、
また次回、10月下旬公開予定のvol.003にて、お待ちしております!
(後日、正式にアナウンスいたします)

それでは!!